ドッグカフェ・ペットカフェの開業を考えているなら、まずは視察。現実になったケースを沢山みて、自分なりのビジネス戦略を立てましょう。
ドッグカフェ開業がブームを超えて定着してきている。ペット同伴可能ホテルを紹介したサイトはアクセスがうなぎのぼりだ。楽天トラベルなど大手ネット旅行代理店が本格的にビジネス展開に乗り出している。ドッグカフェ開業の流れが加速しているのもこういった背景による。少子化・核家族化など現代生活様式が「孤独さ」を増すなか、ペットに心の癒しを求める心理はますます強くなっている。こうなると「ペットは家族」という意識が高まり、寝るのも食べるのも一緒にと思う人が急増。ドッグカフェは、こうしたニーズを鋭くとらえる注目のビジネス形態なのだ。ドッグカフェとは、いかにも日本的な呼び名。ペット大国のアメリカでは、ドッグカフェは当たり前。というかテラスやパティオのあるカフェは自動的にドッグカフェなのだ。ドックカフェ開業を考えたら、まずはこうした成功店を数多く回ること。新たなビジネス開業にとって、なによりも必要なのは成功イメージをしっかりと作り上げる事なのだ。
ドッグカフェ開業で気になるのは、営業許可。通常の喫茶・飲食店開業と何か違う事はあるのか、という点。実は、ドッグカフェ開業だからといって、変るところはなし。開業に向けての店舗改装スケジュールが決まったら、早めに保健所への申請書類などを準備する事。ドッグカフェ開業にあたって必要なのは「営業設備許可申請書」が一通、「営業設備の概要・配置図面」が二通、法人としてドッグカフェ開業をする場合は登記簿謄本を一通、これに「食品衛生責任者手帳」があれば、ドッグカフェ開業の申請はできる。申請と保健所の確認検査で許可が下りれば、翌日からもう営業か可能なのだ。交付された営業許可書と食品衛生責任者証を店舗内に掲出すればドッグカフェ開業のハードな部分は一応終了となる。ただ、これはあくまでも「法律で求められている最低限のハードな部分」というだけ、当たり前だけれども、ドッグカフェを開業すればワンちゃんが押しかける。今のペットブームからすれば、よほど立地が悪く、カフェ運営が稚拙でなければ間違いない。ひっきりなしに出入りするワンちゃんたちによる衛生面への影響など、ドッグカフェ開業にあたってオーナーが自発的に考える事は多い。また、それを上手にプロモーションすれば「家族としてのペットの衛生面に敏感なペットオーナーに対する安心感のある店」としてドッグカフェ開業時のセールスポイントの一つにもできるから手を抜かないように。
ドッグカフェ開業はペットマーケットが拡大しているから将来は有望だ。但し、なんでもそうだけれども「言うは易し、行うは難し」なのだ。上記したドッグカフェ開業に向けてのハード面(許認可面)の準備は実は大した問題じゃない。一番の問題は「犬の性癖」を知り抜くことが出来ているか、という事。ドッグカフェを開業したオーナーがお客の犬種を知らないというのでは冗談にもならない。活動的な性癖のポメラニアンあたりならご存知だろうが、イタリアングレイハウンドが来店したらどうだろうか?あるいはアフガンハウンドは? ドッグカフェのオーナーなら、ほとんどの犬種の特徴や性癖を語れるくらいの知識は必須。またドッグカフェ開業を思い立ったら街の獣医師との連携を持っておくといい。獣医師の話しを真剣に座学する機会は絶対につくるべきだ。なによりペットの健康に関しての知識の宝庫だし、来店したペット達はいつ具合が悪くなるとも限らないのだ。あるいはペットブームに乗ったオーナーが、犬種の性癖も知らないため病気の兆候を見逃しているケースだって考えられる。ドッグカフェ開業を考えるなら、こうした状況にも対応できるようにしておく事は絶対にお奨めである。ただし、この点は獣医師からの直伝である事が大きなポイントなので忘れないように。