芝生の手入れ方法の前に種類を知る

芝生の手入れについてよく質問されます。何故ワタシが芝生の手入れのことを質問されるのかというと、某ゴルフ場で、仕事として実際に自分で芝生を手入れをしているからです。よくゴルフの試合でコウライグリーンとかベントグリーンといっているアレが芝生のことで、それを手入れするのがワタシの仕事なのです。さてゴルフ場の芝生の手入れの話をしてもいいのですが、ここでは誰にでも分るようにガーデニングに役立つ芝生の手入れで話を進めていきます。ところで芝生の種類は、従来より日本に自生していコウライシバやノシバなどの和芝と、それ以外の西洋芝に分けています。ノシバは北海道以南の広い範囲に自生分布していて、コウライシバに比べ寒さに強いことから東北地方ではよく使われる芝です。コウライシバは、もともと九州の一部で自生していたシバでしたが、ノシバより葉が細く美しいことから、江戸時代中期に全国的に広がり使用されるようなり、今では芝生の種類としては日本で最も代表的な種類となっています。2種類の和芝に対し、西洋芝の種類はたくさんあります。バミューダグラス類、セントオーガスチングラス類、バッファローグラス類、センチピートグラスなどの暖地型芝と、ペントグラス類、ブルーグラス類、フェスク類、ライグラス類などの寒地型芝の2つに大別されています。

自分の好みで芝を選定

芝生は手入れをしてあげないと、病害虫にやられたりして枯れてしまいます。それはどの芝でも大差はありません。芝生の手入れを考える前に、芝生の選定をしなければなりません。最終的に自分の好みの芝生が一番いいのですが、どんな芝生なら手入れが簡単か、一例を挙げておきます。和芝と暖地性西洋芝は、夏に旺盛な生育をし、美しい緑を楽しませてくれますが、気温が10度以下になる約5ヶ月間は休眠して枯れたような状態になり、暖かくなるとまた蘇生します。ですので北海道、東北、本州の寒冷な高地で栽培すると、冬には完全に枯れてしまいます。また芝生の手入れで最も大切なのは日当たりで、直射日光が一日最低でも5時間確保できる場所の確保が必要です。コウライシバなどの和芝と暖地性西洋芝は、乾燥には強いので、毎日水やりする必要はありませんが、乾燥すると葉先から萎れて細く丸まってきます。このような症状が出始めたら、土の中深くまで達するようにたっぷりと水をまかなければなりません。種類によって芝の手入れのポイントが若干違ってきますが、いずれにしても自分の好みで選定することで、芝生の手入れも行き届くというものです。

芝生の手入れが難しい西洋芝

芝生の手入れが難しいと言われてきた西洋芝を、ガーデニングに使う人が増えてきているそうです。そこで西洋芝について手入れのことも含めてお話します。西洋芝は手入れの方法が種類によって若干異なりますが、基本的には大きくは変わりません。西洋芝を育てる、手入れするのは難しいと言われるのですが、実は難しいのではなく、手入れが面倒であったり、和芝よりも手がかかるとことなのだと思います。西洋芝は、コウライシバやノシバと比較して成長速度がとても速く、中でもペレニアルライグラスは1日に5〜6mmも成長してしまいます。当然コウライシバやノシバより芝刈りの回数が多くなる訳で、それが手入れの面倒さを感じさせるのです。また西洋芝は和芝に比べて病害虫害も起こりやすいのです。何故なら、その日本の気候風土で育ったことのない西洋芝を手入れして育てるのですから、無理が生じるということです。ですから、芝生の選定をするときは、単純に見た目で芝生を選ぶのでなく、その土地の気候や風土に合ったものを選ぶことが大切で、そういう選定をしていけば、芝生の手入れもそれほど苦労しなくとも済むようになるのです。

Copyright © 2008 芝生の手入れ方法は芝生の選定で決まります