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犬はチョコレートをなぜ食べてはいけないのか

「犬にチョコレートを食べさせてはいけない」
この話は、犬を飼っている人ならば一度は聞いたことがあるでしょう。しかし、一方で犬がチョコレートを食べて死んでしまったという話はあまり聞いたことがありません。もしかして、犬とチョコレートの話は都市伝説のようなもの? いえいえ。チョコレートに含まれるテオブロミンは犬にとって有毒な物質なのです。
テオブロミンとは、カカオに含まれるアルカロイドの一種です。チョコレートのほかにもコーラにも含まれます。テオブロミンを含む植物には、カカオ、マテ茶、チャノキ、コーラ、ガラナ、コーヒーノキがあります。人間はテオブロミンを含む食品を食べても代謝できるのですが、犬は体の外に排出するのに時間がかかります。
市販されているチョコレートにどのくらいのテオブロミンが含まれているかは商品によって大きく違います。ミルクチョコレートでは含有量が少ないですが、カカオが多く含まれているものにはテオブロミンが多く含まれています。

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どのくらい食べたら死んでしまうの?

チョコレートに含まれるテオブロミンの量には大きな差がありますので一概に言うことはできませんが、小型犬ならば50gぐらいのミルクチョコレートを食べてしまうと危ないかもしれません。明治ミルクチョコレートは1枚70g、森永ミルクチョコレートは1枚65gです。小さな小型犬が板チョコレートをほぼ1枚を一度に食べてしまうことは考えにくいですね。
しかし、テオブロミンはミルクチョコレートでは100gあたり150〜170mgですが、ダークチョコレート(ブラックチョコレート)では100gあたり約550mgも含みます。料理用に使うベーキングチョコレートでは100gに約1350mg、またココアパウダーには約2300mgのテオブロミンが含まれています。
テオブロミンは私たち人間には、大脳皮質を刺激し、集中力、記憶力、思考力を高め、自律神経を調節してリラックスさせる効果があるといわれます。これらの効果のためテオブロミンの含有量を高めたチョコレートや、カカオ分を究極まで高めたチョコレートなどはダイエット効果があるとして人気があります。
カカオ量の多いチョコレートを犬が食べてしまうと少量でも危険です。

中毒の症状は?

犬はチョコレート中毒になると嘔吐や下痢、多尿、興奮、発熱、運動失調、けいれん、発作などの症状がみられます。血尿や脱水を引き起こし昏睡状態から死に至ることもあるのです。
ひとかけぐらいのチョコレートを犬が食べてしまっても心配することはありませんが、一度に大量のチョコレートを食べてしまった場合には、獣医さんに相談した方がいいでしょう。
獣医さんには、どんなチョコレートをどのくらい食べたのかを獣医さんに伝えましょう。包み紙が残っていれば持っていくといいですね。
小型犬はテオブロミンの少量のチョコレートで中毒症状を起こすことがあるので特に注意が必要です。
チョコレート中毒の治療は、排泄の促進、点滴輸液、胃の洗浄、活性炭の経口投与などを症状に応じて行います。
チョコレートは犬が食べてしまわないところに保管するように注意しましょう。

Copyright © 2008 犬にチョコレートをあげてはいけないの?