電球形蛍光灯は白熱電球の10倍の寿命があるといわれています
3種類の色が選べる電球形蛍光灯は明るさのバリエーションも楽しめます
電球形蛍光灯は基本的には専用の器具や装置、口金を必要とせず、今までの白熱電球の口金にそのまま使用することが出来ます。口金の種類には、E26とそれより小さめの電球に多く使用されているE17があります。まずは電球を取り替えたい器具の口金がE26なのかE17なのかを確認しましょう。
電球形蛍光灯の明るさに関しては、以前使用していた電球と同じ明るさを選べばよいのですが、現在、電球形蛍光灯は同形で同じ明るさでも、色違いを選べる製品が主流となっています。ナショナル、東芝、松下、日立、三菱などで色違いの電球形蛍光灯を生産しています。現在販売されている主要な色は、白熱電球の色に似た「電球色」、いわゆる蛍光灯の色目の自然な「昼白色」、涼しげな感じの「昼光色」の3種類です。このように好みの色を比較して選べるのは電球形蛍光灯ならではの魅力です。とりあえず、今までと同じの白熱電球の雰囲気にしたいのなら、パッケージに「電球色」と表示されているものを購入しましょう。
電球形蛍光灯の形状に関しては、最も一般的な形の「A形」、ボール電球に似た「G形」、中の発光管が露出している「D形」の3種類があります。
白熱電球を電球形蛍光灯にを交換してみましょう。「はなまるマーケット」でも電球形蛍光灯の節電効果が紹介されました。家の中を見回してみると、意外と交換できる器具は多いものです。一般的な口金が露出している照明器具やカバー付の照明も取り外して中を確認してみましょう。ただし密閉型照明器具で使用する時は、パッケージに「密閉型器具でも使用できます」と記載してあるものを選びましょう。特に白熱電球100Wの明るさ相当の消費電力が20W以上の電球形蛍光灯は、ほとんど使用できません。これは発光時の発熱で器具内の温度が上がり、その熱が原因で電球形蛍光灯で使用されているインバータ回路に影響を与えて故障するからです。
最近、マンションなどで多く見られるダウンライトを電球形蛍光灯に交換したいと思っている人も多いと思います。しかし、電球形蛍光灯に取り替える前にまず断熱材を施工しているか否かということを調べましょう。これはダウンライトに限らず、断熱材を施工している照明器具の場合は、密閉型照明器具の場合と同様、器具内で発光の熱がこもり、それがインバータ回路を破壊して寿命が短くなることがあるからです。「SB」、「SGI」、「SG」などのマークが付いている照明器具のは、断熱材を施工しているので事前に調べておきましょう。
ただし電球形蛍光灯は、白熱電球と比較するとサイズが大きめなので、器具の形状によっては口金まで電球がとどかないこともあります。その場合は、市販の継ぎ足し用ソケットを使って、口金の取り付け寸法を長くする方法があります。
電球形蛍光灯が使用できない、条件・器具をここで確認しておきましょう。
1:リモコン付器具(適合表示器具では使用可能)
2:調光器付器具(対応型の製品も販売されています)
3:密閉型照明器具(対応可能な製品も販売されています)
4:断熱材施工器具(対応可能な製品も販売されています。また適合表示器具では使用可能)
5:誘導等・非常用照明器具
6:屋外、お風呂場など雨や水滴がかかる状態の場所
7:直流電源の使用器具
2に関しては松下電器産業の電球形蛍光灯の「パルックボール スパイラル(調光器対応型)」などが、調光器に対応しています。6に関しては、雨や水滴が破損・絶縁不良の原因になるからです。7に関しては、ランプの破損や発煙、さらには安定器焼損の原因となるので、絶対に使ってはいけません。一部のスタンドなどでは、コンセントンからの交流を直流に変換して点灯する製品があるので、電球を交換する前に十分に確認しなければなりません。
このように、電球形蛍光灯はまだ全ての器具でも白熱灯と交換可能ではありません。しかしながら、部屋の中を明るくする一般的な家庭用照明なら、多くの照明器具で対応が可能になりつつあります。
省エネ・電気代節約のため、そして未来の照明事情を考えて、電球形蛍光灯に交換することを考えてもいいのではないでしょうか。今、ブームに乗って急速に進化しつつある電球形蛍光灯です。今後、さらに新製品が発売されて、性能もますます向上していくことが期待されます。